LINEパソコン版(Windows,macOS)導入方法と活用術3選

スマホアプリとして有名なLINEですが、パソコンでも利用が可能です。パソコン版ならではの便利な使い方もあるので、導入と設定方法から便利な使い方までを解説します。

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LINEはコミュニケーションツールとして私達の生活に広く普及し、今では日常生活だけでなく、仕事においても利用される機会が増えてきています。そのため、やり取りする内容によっては長文になったり、ファイルの送受信を行う時もあり、スマートフォンだと少し不便だと感じることがある方もいらっしゃると思います。

WindowsやMacなどのパソコンにもLINEを導入して利用すれば、スマートフォンでは不便に感じることもスムーズに行いやすく、さらに便利に利用することが可能になります。

「LINEがパソコンでも使えるなら、使い方を知りたい」

このように思っている方のために、パソコンにLINEを導入する方法に加えて、パソコンでLINEを利用するメリットや注意点などについても詳しく解説します。

1.LINEはパソコンでも利用できます

冒頭でもご紹介した通り、LINEはパソコンでも利用することができます。また、スマートフォンを持っていない方も、電話番号を宛て先にしてメッセージの送受信ができるSMSが利用できるのであれば、パソコン版LINEを利用することができます。

以上のことを踏まえて、パソコン版LINEの導入方法について解説します。

1-1.スマートフォンアプリだけではないLINE

LINEはスマートフォンアプリだけでなく、パソコンでも利用できるパソコン版LINEが用意されており、iPhoneやAndroidなどの端末と同期することができるので、併用することでより便利な使い方が可能になります。

1-2.パソコン版LINEはWindowsとmacOS向けに提供

パソコン版LINEは、Windows向けとmacOS向けが提供されているので、ご自身のパソコンに合ったものをインストールしましょう。また、WindowsでもmacOSでもブラウザソフトのChromeをインストールしている場合は、拡張機能としてLINEを導入することができます。

企業や学校が提供しているパソコンなどで自由にアプリを導入できない場合は、Chrome版のインストールを検討しても良いでしょう。

1-3.パソコン版LINEアプリのダウンロード方法

パソコン版LINEは公式サイトトップページの左下付近にダウンロードへのリンクがあり、そこから公式アプリをダウンロードすることができます。

パソコン版は右側のモニターのアイコンで表示されている部分です。Windowsでアクセスしている人にはWindows版を、macOSでアクセスしている人にはmacOS版をダウンロードできるようになっています。

LINE公式ページ

Chrome版を使用したい方は chrome ウェブストアからダウンロードすることが可能です。

chromeウェブストア LINEだウンロードページ

1-4.パソコン版LINEの初期設定、始め方

パソコン版LINEをダウンロードした後の初期設定や始め方などについて説明します。(以下の説明はWindows版ですが、Mac版もほぼ同様です)

1-4-1.メールアドレスでの初期設定

手順①
ダウンロードしたファイルをダブルクリックして実行し、言語選択ダイアログが表示されたら、選択している言語が日本語であることを確認して「OK」をクリックします。

手順②
LINEインストールダイアログが表示されたら「次へ」をクリックし、利用規約に同意するとインストールが開始されます。

インストールが完了したら、「閉じる」をクリックすることでパソコン版LINEが起動します。

手順③
パソコン版LINEが起動したらメールログインにおいて、スマートフォン版LINEで登録しているメールアドレスとパスワードを入力してログインします。

自動ログインにチェックを入れておけば、毎回メールアドレスやパスワードを入力する手間が省けますが、セキュリティ上の懸念があることは留意しておく必要があります。このことについては、後ほど解説します。

手順④
本人確認のための二段階認証として認証番号がスマートフォンに向けて発行されるので、スマートフォン版LINEを起動して認証番号を入力し、「確認」をタップします。

手順⑤
本人確認が成功すると、タイムラインにパソコンでのLINEログインが完了したメッセージが届きます。
メッセージにログインした端末が表示されるので、自分のパソコンであることを確認しましょう。

手順⑥
パソコン画面に戻って、パソコン版LINEにログインできていることを確認します。
これで、パソコン版LINEのインストールは完了です。

1-4-2.QRコードでの初期設定

メールアドレスを使わずに、QRコードの読み取りでも初期設定を行うことが可能です。

手順①
パソコン版LINEの起動画面において、QRコードログインを選択すると読み取り用のQRコードが表示されます。

手順②
スマートフォン版LINEを起動し、QRコードの読み取り機能でパソコン画面に表示されたQRコードを読み取ります。

手順③
QRコードの読み取りに成功するとQRコードログイン画面が表示されるので、そこでログインを選択すればパソコン版LINEを利用できるようになります。

1-4-3.電話番号での初期設定

LINEはスマートフォンを持っていないと利用できないと思っている方が多くいらっしゃいますが、冒頭で申し上げた通り、電話番号によってメッセージの送受信を行うSMS機能が使えれば、パソコン版LINEを利用できます。

ただし、LINEは基本的に1つの電話番号で複数のアカウントを持つことができず、誤ってもう1つのアカウントを作成してしまうと、友達やトーク履歴など現在使っているLINEの情報が全て消えてしまいます。

従って、電話番号での初期設定は新規登録の時に行うことになります。

手順①
パソコン版LINEの起動画面において、「新規登録」をクリックします。

手順②
アカウントの作成に利用する電話番号を入力し、「次へ」をクリックします。電話番号はSMSの受信や通話が可能であれば、スマートフォンだけでなく旧型の携帯電話や固定電話などの番号でも利用できます。

手順③
SMSが使える端末に4桁の認証番号が届くので、その認証番号を入力して「次へ」をクリックします。固定電話などの場合は「通話による認証」をクリックし、「確認」を選択すれば、着信にて認証番号がアナウンスされるので、その番号を入力します。

手順④
パスワードを入力し、名前とプロフィールを設定して「完了」を設定すれば、パソコン版LINEを利用できるようになります。

1-5.パソコン版アプリの基本的な使い方

パソコン版LINEの使い方は基本的にスマートフォン版と同じで、音声やビデオ通話で会話ができたり、トークでテキストメッセージや画像、スタンプなどを送ることができます。また、基本的にメールアドレスでのログインとなることから、セキュリティ的に注意すべき点もあります。このことについての詳細は後述します。

2.パソコンでLINEを利用するメリット

パソコンでのLINEの利用には、スマートフォンのみの利用よりもさらに便利なメリットがいくつもあります。

2-1.パソコン操作に慣れている人は使いやすい

スマートフォンよりも大きな画面でキーボードを使って文字を打ち込めることから、パソコン操作に慣れている人は使いやすく、よりスピーディーに情報のやり取りができると考えられます。

2-2.複数のトーク画面を開いてやり取りができる(Chrome版は不可)

パソコン版LINEの大きな特徴に、複数のトーク画面を開いて同時にやり取りできることが挙げられます。また、通話機能で会話しながらトークで画像やURLなどを送るといった、違う作業を同時に行うことも可能です。

さらに、受け取った写真を拡大したり、着信に応答する時はパソコンかスマートフォンの好きな方で受けるなどといったこともできます。情報のやり取りが多い方や、複数の作業を同時並行で行いたい方にとっては嬉しいメリットではないでしょうか。

2-3.スマートフォン環境の人にファイルを送信できる

トークのメッセージ入力部分に表示されているクリップボタンから、写真や動画はもちろん、WordやExcel、PowerPointやPDFなどのファイルを送信することができるため、ビジネスユースでも便利です。送られたファイルはパソコンだけでなく、スマートフォンからでも受け取ることができます。ただし、ファイルの閲覧と保存には7日間の有効期限があるため、注意が必要です。

2-4.長文であっても読みやすい、入力しやすい

スマートフォン画面では読みにくい長文も、パソコン画面であれば可視性が良く読みやすくなる傾向があります。また、キーボードでの入力であるため比較的長い文章も入力しやすく、負担が軽くなるといえます。

3.パソコンでLINEを利用するデメリット

パソコンでのLINE利用は便利なメリットが多くある反面、いくつかデメリットもあります。

3-1.スタンプが使いにくい

スタンプの購入は、LINE STOREを利用すればパソコンからでも購入することができますが、いちいちログインしなければならないところが、スマートフォンよりも不便に感じるかもしれません。

支払いに関しても、何度も確認画面が表示されるなど、スマートフォンからの購入よりも手間が掛かる場合があります。また、スタンプの種類によってはマウスポインタを合わせるだけで音が鳴ってしまうタイプもあるので、購入前に確認した方が良いでしょう。

・LINE STORE

3-2.ビジネス用途にはカジュアルすぎる印象も

WordやExcel、PowerPointやPDFなど、ビジネスによく利用するファイル形式を送受信できるのは便利ですが、場合によってはLINEの世界観がカジュアルすぎる印象になってしまう場合もあります。

LINEをビジネス用途で利用する際には、LINEを利用しても問題ない環境、相手かどうか配慮することも大切です。

3-3.一部のサービスやゲームなどが対応していない

LINEは多くのサービスを提供していますが、一部のサービスやゲームなど、パソコン版では対応していないものもあります。従って、スマートフォン版LINEを利用していない方は、LINEの全サービスを利用できるわけではないことを承知しておく必要があります。

3-4.タイムラインの投稿、編集ができない

パソコン版LINEには、Chromeがインストールされていれば拡張機能として利用することができる、Chrome版LINEが提供されています。しかし、Chrome版LINEはタイムラインの投稿や編集などをすることができません。もしタイムラインの投稿などを行いたい場合は、WEB上でタイムラインを利用できる「LINE TIMELINE」を別途利用する必要があります。

また、通話機能や絵文字の送受信に加え、ノートやアルバムの機能なども利用できないなど、ダウンロードして利用するタイプよりも制限が多いため、メッセージの送受信以上の用途にも使いたい場合はダウンロード版の利用を推奨します。

4.パソコン版LINE独自の便利な使い方3選

パソコン版LINEには、パソコンだからこその便利な使い方があります。その中でも特に役に立つと思われる便利な使い方を、3つ厳選してご紹介します。

4-1.既読をつけずにトーク内容を読む

すぐに返信ができない状況であったり、少し考えてから返信したい時など、場合によっては既読が付かない方が都合の良い時もあるでしょう。その時に便利なのが、既読を付けずにトーク内容を読むことが出来る機能です。

パソコン版LINEは、トーク画面の右上にある「別のウィンドウで開く」ボタンを選択すると、その相手とのトークを別ウィンドウで開くことができます。この時に元の画面を選択しておけば(つまり対象のトーク画面をアクティブにしない)、別ウィンドウで既読をつけずにトーク内容を読むことができます。

4-2.画面の任意箇所を送信する

画面左下、トーク画面のメッセージ入力欄上、Chrome版ではメッセージ入力欄右にあるキャプチャーマーク「」をクリックして、画面の任意箇所をドラッグすると、キャプチャー画像を保存することができます。また、Windows, Mac版ではキャプチャー画像に丸や四角などの枠線やテキストを入れることもできます。

このキャプチャー機能を使えば、トークや通話をしながら現在パソコンで表示している画面にテキストなどを加えてキャプチャーを撮り、LINE上で共有して説明したい時などに便利です。

4-3.複数のトーク画面を同時に表示、操作する(Chrome版は不可)

一度に複数の人と連絡を取りたい、かつ送受信するメッセージやファイルなどが相手によって違う場合などは、グループ機能を利用するよりも、複数のトーク画面を同時に表示して操作した方が便利な時もあります。パソコン版LINEであれば、このような便利な使い方をすることが可能です。

5.パソコン版LINEで注意したいこと

パソコン版LINEをより安全に利用するためには、いくつか注意しておきたいことがあります。

5-1.二段階認証は最初の1回のみ

インストール直後にはスマートフォンにコードが送られ本人の認証が必要になりますが、その後何らかの方法でパスワードが第三者に漏れてしまうと、一度認証したパソコンであれば誰でもLINEにログインできる状態になってしまい、スマートフォンでのトーク履歴なども全て筒抜けになってしまう恐れがあります。

特に一台のパソコンを複数人数で使う際には注意が必要になります。

本来複数人数で使用するパソコンの環境にLINEを入れる事は望ましいとは言えませんが、どうしても必要な場合は定期的にパスワードを変更したり、ロック(Chrome版は不可)をかけたりする必要があります。

5-2.自動ログインを設定すると自分以外が操作してしまう可能性

自動ログインを設定しておけば、ログインする度にメールアドレスやパスワードを入力する手間が省けて便利ですが、第三者によるLINEのログインを容易にしてしまい、結果として自分以外の人が操作してしまう可能性があります。このリスクを少しでも軽減するために、自分専用のパソコン以外では自動ログインを無効にしておくことを推奨します。

また、もしLINEの乗っ取りが疑われる場合や被害に遭わないための対策を知りたい場合は、「LINE乗っ取りの手口と被害に遭った時の対処法、被害に遭わない対策まとめ」をご覧いただき、問題解決の一助にしていただきたいと思います。

LINE乗っ取りの手口と被害に遭った時の対処法、被害に遭わない対策まとめ

5-3.Enterキーでトーク送信してしまう

パソコン版LINEはスマートフォン版LINEと比べて、長文のメッセージを作成する時の負担が比較的少なく、改行もできて便利です。しかし、改行したい時の初期設定は「Shift+Enter」で、「Enter」は送信であるため、メッセージの作成途中で改行するつもりが送信してしまったというミスが起こりやすくもあります。

これは設定の変更で「Enter」を改行にして、「Alt+ Enter」(Mac版は 「Command + Enter」)を送信にすることによって対策をすることが可能です。

5-4.複数のトーク画面を開いた時の「人違い」に注意

複数のトーク画面を開けることは便利ではありますが、人違いをしてメッセージを間違って送ってしまうなどにより、思わぬトラブルを招く原因にもなります。無用なトラブルを招くことのないように、複数のトーク画面を利用する時は細心の注意を払うようにしましょう。

6.まとめ

LINEはスマートフォン版とパソコン版を併用することで、より快適にやり取りができるようになるともに、情報共有の方法の幅も広がります。

この記事を参考にしてパソコン版LINEをインストールするとともに、パソコンでLINEを利用することによるメリットやデメリットを把握することで、LINEを使いこなすことに役立ててください。

※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。

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