【超簡単】パソコンを買ったらまずしておくべき初期設定

新しいパソコンを購入し、いざ自宅で電源を入れてみたはいいものの、最初にまず何をやればいいのか分からずに困っていませんか?ここではパソコンを安全かつ快適に利用するために最低限必要な初期設定方法について取り上げたので参考にしてください。

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新しいパソコンを購入し、いざ自宅で電源を入れてみたはいいものの、最初にまず何をやればいいのか分からずに困っていませんか?

初期設定と聞くと、ある程度パソコンの知識が必要で初心者には難しい作業だと思っている方も多いと思いますが、実はそんなことはありません。これといって難しい操作や設定はなく、普通にスマートフォンやパソコンを使うことができる方なら誰でも簡単に済ませることができます。

ここではパソコンを安全かつ快適に利用するために最低限必要な初期設定方法について取り上げたので参考にしてください。

1.パソコンを替えたら、まずはセキュリティ対策を!

新しいパソコンに替えた際、絶対に忘れてはならないのがセキュリティ対策です。何ごとも最初が肝心。せっかくの新しいパソコンを台無しにしないためにも、最初からしっかりとセキュリティ対策をしておきましょう。

1-1.セキュリティソフトを一刻も早く導入する

不正アクセスやマルウェア感染といった脅威から自分のパソコンを守るためには、セキュリティソフトの導入が必須となります。

基本的にセキュリティソフトは「感染前に導入することによって最大の力を発揮」するものです。そのため、導入する最善のタイミングはパソコンを買って電源を入れた直後です。

「そんな大げさな・・・後でもいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、これは家に入って扉を閉め鍵をかけるようなものです。まずは扉を閉めましょう。


導入するのにあたり、プリインストールソフト(最初から入っているソフト)をそのまま使用する、もしくは新たにソフトを入れる方法があります。例えばWindows であればDefenderというセキュリティソフトが初期状態からインストールされているので、それを利用するといった具合です。

以下は実績のあるセキュリティソフトの体験版一覧です。これらは多くのセキュリティ技術を複数搭載しているのでより安心できます。

パソコン内部の情報を外に出すようなウイルスに感染していたとしても、(ウイルスバスター以外は)それぞれ最適化されたファイアウォールを搭載しており、Windowsの内部から外部に向けての通信を監視しているため、大切な情報が盗まれる可能性は低いと言えます。(ウイルスバスターはWindows標準のファイアウォールをチューンすることでほぼ同様の機能を実現しています)

 

1-2.Windows Updateを実行&自動更新を有効にする

セキュリティソフト導入後、Windowsパソコンであれば必ずWindows Updateを行ってください。というのも、パソコンが製造され手元に届くまでの間に不具合や欠陥、セキュリティ上の問題点(セキュリティホール)が見つかり、新しい修正プログラムがマイクロソフトから提供されている可能性が高いからです。

この更新プログラムをインストールせずに放置しておくと、将来的に新しいソフトウェアや周辺機器が使えなくなる場合もあります。また、パソコンがマルウェアに感染しやすくなるなど危険な問題に発展する可能性もあるので注意が必要です。

ここでは、推奨される重要な更新プログラムを自動的にインストールしてくれる自動更新設定を有効にする方法を紹介します。

1-2-1.Windows 10 自動更新設定方法

Windows 10では、初期状態で自動更新が有効になっています。セキュリティの観点から自動更新は可能な限り早く済ませておくことが鉄則ですが、設定によっては突然自動更新が始まってしまうことがあるので、なかなかそうはいかないといった場合にのみ自動更新が始まらない時間帯を設定しておくことができます。

1.左下のWindowsアイコンをクリック、歯車の形をした設定アイコンをクリックします。


2.「更新とセキュリティ」をクリックします。


3.「Windows Update」をクリックした上で、右画面の「アクティブ時間の変更」をクリックします。


4.開始時刻と終了時刻を設定すると、その間はパソコンを使用中だと認識されるため、自動更新が始まることはありません。少し席を外している間に突然自動更新が始まったら困るという場合は、ここに自動更新が始まっては困る時間帯を設定しておきます。


1-2-2.Windows 8/Windows 8.1 自動更新設定方法

※画像はWindows 8.1のものです

【注意】Windows 8.1は2018年1月9日にメインストリーム サポートが終了しており、さらに2023年1月10日に延長サポートが終了します。

ご存知ですか?OS にはサポート期限があります!(マイクロソフト)

1.マウスカーソルを画面右下隅に持っていき上方向へ移動、もしくは「Windowsキー」+「Cキー」を押すとチャームが表示されるので「設定」をクリックします。

2.「設定」画面上部にある「コントロールパネル」をクリックします。

3.「システムとセキュリティ」をクリックします。

※表示方法がアイコンの場合は「Windows Update」をクリックして手順5へ進みます。


4.「Windows Update」下の「自動更新の有効化または無効化」をクリックします。

※「Windows Update」をクリックした後、画面中央に利用可能な更新プログラムが表示されている場合は、それをクリックして画面の指示に従えば手動で更新プログラムのインストールが行えます。


5.「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」を選択→「推奨される更新プログラム~」をチェックし、「OK」をクリックすれば自動更新設定が有効になります。


1-2-3.Windows 7 自動更新設定方法

【注意】Windows 7は2015年1月13日にメインストリーム サポートが終了しており、2020年1月14日に延長サポートが終了しています。

ご存知ですか?OS にはサポート期限があります!(マイクロソフト)

1.スタートメニューから「すべてのプログラム」をクリックします。


2.一覧が表示されるので、その中から「Windows Update」をクリックします。


3.画面左側の「設定の変更」をクリックします。

※画面中央に利用可能な更新プログラムが表示されている場合は、それをクリックして画面の指示に従えば手動で更新プログラムのインストールが行えます。

4.「更新プログラムを自動的にインストールする(推奨)」を選び、インストールの日時を選択。そして「推奨される更新プログラム~」をチェックし、「OK」をクリックすれば自動更新設定が有効になります。

1-3.リカバリーディスクを作成する

リカバリーディスクとは、「購入時の状態」へリセットする、つまりパソコンを購入して箱から出した時の状態に戻すことができるディスクです。これを事前に作っておけば、動作がおかしくなったりマルウェアに感染したりするなど、万が一パソコンにトラブルが発生しても安心です。

ただし、リカバリーディスクで初期状態に戻すと、バックアップを取っていないデータが全て消えてしまう点には注意が必要です。ちなみに、メーカー製パソコンでは元々リカバリーディスクが付属しているものとそうでないものがあり、後者の場合は自分で作成しなければなりません。

一般的にリカバリーディスクの作成はパソコンに添付されている専用のリカバリーディスク作成用ソフトを起動して行うのですが、メーカーによってその操作方法は異なるので、付属のマニュアルを確認して作成してください。

1-3-1.リカバリーディスク作成に必要なもの

一般的にリカバリーディスクの作成に必要なものは次の通りです。

  • 添付のリカバリーディスク作成用ソフト
  • 記録媒体

記録媒体については、DVDやブルーレイディスクといった光学メディアやUSBメモリなどが利用可能です。パソコン本体にDVDなどの光学ドライブが搭載されていない場合は外付けドライブが必要になりますが、その場合はUSBメモリを使うとドライブ不要なので、USBメモリを用意する方法も有効です。

光学ディスクを利用する場合はDVD-R/BD-Rなどを使用することができますが、メディアの混在は不可です。必要な枚数はDVD-Rで3枚以上必要な場合が多いので、あらかじめ多めに購入しておくとよいでしょう。なお、実際に必要な枚数は設定途中、書き込むメディアを選ぶときに指定されます。

1-3-2.リカバリーディスク作成手順

メーカーによって異なる部分はありますが、基本的な手順の流れは同じです。

  1. リカバリーディスク作成用ソフトをセットします。
  2. 作成するメディアを選択、セットします。
  3. リカバリーディスクが作成されていきます。
  4. 1枚目のディスクが作成されると、自動的にトレイが開きます。
    リカバリーディスクを使ってリカバリーするときは、ディスク番号通りに使う必要があります。メディアを取り出したら必ずディスク番号を書いておきましょう。
  5. 指定された枚数のディスク作成が終わったら完了です。

なお、リカバリーディスクの作成は完成するまで1時間以上かかることもあるので、時間に余裕があるときに行いましょう。

1-4.プライバシー設定を最適化する

Windowsにはパソコンの使用状況などによって表示される広告や言語、検索結果の品質を向上する機能があります。便利な機能ではありますが、知らない間に自分の個人情報やパソコンの使用履歴などを追跡されるのを好まない場合は、初期設定の一環でプライバシー設定を最適化しておくことをおすすめします。

画面左下のWindowsアイコンをクリック→設定(歯車アイコン)で「プライバシー」をクリックします。そこで表示された以下の画面で、プライバシーオプションを設定します。


具体的な設定項目は画面に表示されている説明でお分かりになると思います。よく分からない場合はすべてオフでも問題はありませんが、各種宣伝を表示する「設定アプリでおすすめのコンテンツを表示する」はオフにしておくと良いかもしれません。

2.パソコンのパフォーマンスを高めるためにやるべきこと

ここでは初期設定時にやっておくべき、パソコンのパフォーマンスを向上させるテクニックを紹介します。どれもデメリットはないので、いますぐ実践しましょう。

2-1.初期ソフトのアンインストール

初期状態のパソコンにはたくさんのプログラムがインストールされているため、最初から入っているソフトで明らかに不要なものは消して、ハードディスクの容量を圧迫しないようにしましょう。

ただし、削除する場合は万一に備えてソフトのインストールディスクが付属していることを確認してからにしてください。例えばショッピングサイト「Amazon」のショートカットなど、いつでも作れるようなものは、インストールディスクがなくても削除してしまって問題ありません。

ただし、プログラムの一覧にはパソコンや周辺機器を動かすドライバなども表示されているので、間違えて削除しないように注意しましょう。

ちなみに、Macには指定したアプリを削除していくという機能がないため、不要なものは基本的にゴミ箱へ捨てればOKです。ただし、それだけでは関連ファイルが残ってしまうので、根こそぎ削除するには「AppCleaner」等のアンインストール専用ソフトを活用してください。

2-1-1.Windows 10 でのアプリのアンインストール方法

1.左下のWindowsアイコンをクリック、歯車の形をした設定アイコンをクリックします。


2.「アプリ」をクリックします。

3.左のメニューが「アプリと機能」になっていることを確認の上(なっていない場合は「アプリと機能」をクリック)、右のアプリ一覧からアンインストールしたいアプリを選び、「アンインストール」を選択します。


※これ以降の手順はアプリケーションによって異なります。

2-1-2.Windows 8/Windows 8.1 でのアプリのアンインストール方法

※画像はWindows 8.1のものです

1.画面の右上隅にマウスカーソルを画面右下隅に持っていき上方向へ移動、もしくは「Windowsキー」+「Cキー」を押すとチャームが表示されるので「設定」をクリックします。


2.「設定」画面上部にある「コントロールパネル」をクリックします。


3.「プログラム」下の「プログラムのアンインストール」を選択します。

※「プログラムのアンインストール」が表示されていない場合は「プログラムと機能」をクリックします。


4.プログラム一覧が表示されるので、アンインストールしたいアプリを選択し、「アンインストール」または「アンインストールと変更」をクリック。その後、画面の指示に従ってアンインストール作業を行います。

※これ以降の手順はアプリケーションによって異なります。


2-1-3.Windows 7 でのアプリのアンインストール方法

1.スタートメニューから「コントロールパネル」をクリックします。


2.「プログラムのアンインストール」 をクリックします。

※「プログラムのアンインストール」が表示されていない場合は「プログラムと機能」をクリックします。


3.プログラム一覧が表示されるので、アンインストールしたいアプリを選択し、「アンインストール」または「アンインストールと変更」をクリック。その後、画面の指示に従ってアンインストール作業を行います。

※これ以降の手順はアプリケーションによって異なります。

2-2.画像&映像ファイルの保管場所の確保

ファイルが行方不明にならないように、画像や映像などダウンロードしたファイルの保存場所は、管理しやすいところを選んであらかじめ決めておくといいでしょう。

デフォルトでは「Cドライブ」内の「ダウンロード」フォルダに保存されますが、使っているうちに画像&映像ファイルが溜まっていき、Cドライブの容量が不足することも考えられます。その場合は、Dドライブ等の任意の場所に変更することで、Cドライブの容量不足を解消できます。

また、パソコンの紛失・盗難や突然のクラッシュに備えるためにパソコン本体内とは別にGoogle DriveやOneDriveのようなクラウドストレージサービスを利用して重要なファイルを保存するという選択肢もあります。

2-3.デスクトップの見直し

デスクトップはなるべくシンプルに、そしてファイルなどは極力置かないようにしましょう。デスクトップのアイコン表示は便利な半面、ごちゃごちゃし過ぎると操作性が悪化します。

初期状態ではデスクトップにショートカットがたくさん表示されていることもあるので、不要なものは削除しておくと良いでしょう。

2-4.(SSDモデルの場合)高速スタートアップを無効にする

近年ではハードディスクに代わってSSDを搭載しているパソコンが多くなりました。SSDは読み込み速度がとても速く、Windowsに用意されている高速スタートアップ機能がなくても起動時間を大幅に短縮できるようになりました。

高速スタートアップ機能は規格が古いデバイスを認識できないなどの不具合が起きることがあるため、購入したパソコンがSSDモデルの場合は高速スタートアップを無効化しておくことをおすすめします。そのための手順は、以下の通りです。

画面左下のWindowsアイコン→設定(歯車のアイコン)→システムの順にクリックして、以下の画面で「電源とスリープ」をクリックします。

次に、ウインドウ右の「電源の追加設定」をクリックします。

新たなウインドウが開くので、そこで「電源ボタンの動作の選択」をクリックします。


次の画面に遷移すると、「高速スタートアップを有効にする」という項目があります。このチェックを外すと高速スタートアップを無効にすることができます。


ここでチェックボックスにクリックができない場合は、ウインドウ上部にある下線部、「現在利用可能ではない設定を変更します」の部分をクリックしてからチェックを外してください。

2-5.Microsoftアカウントを作成する

Windowsから利用できる各種サービスはMicrosoftアカウントに紐づけられているため、パソコン購入直後にはMicrosoftアカウントの作成をしておきましょう。購入後、初めてWindowsを起動する際にはアカウントの作成画面になるので、ここで任意のIDとパスワードを設定すればOKです。

MicrosoftアカウントはOneDriveといってクラウドストレージにデータをバックアップする際にも使用します。データを安全に保存する意味でも有効なので、「面倒だから適当なIDを作っておく」のではなく、その後も利用する前提でアカウントを作成しましょう。

すでにWindowsを利用している方は、以下の公式サイトでアカウントを作成することができます。

⇒ アカウントの作成(マイクロソフト)

2-6.必要なければ宣伝や通知をOFFにする

Windowsの初期状態では、さまざまな通知が表示される設定になっています。これらの中には宣伝に近いものも含まれているため、不要であれば初期設定でOFFにしてしまいましょう。

画面左下のWindowsアイコン→設定(歯車のアイコン)→システムの順にクリックして、以下の画面で「通知とアクション」をクリックします。


「通知とアクション」の設定画面では、以下のような項目にすべてチェックが入っています。


特に、赤い囲みを入れた下の2つがユーザーによっては不要と思われるので、チェックを外すとおすすめ情報やヒントなどが表示されなくなります。

2-7.Microsoft IMEのクラウド候補機能をONにする

新しいパソコンは日本語変換につい換機能を学習して向上させることができるので、Microsoft IMEのクラウド候補機能はONにしておくことをおすすめします。

タスクバーにある「あ」や「A」と表示されている文字入力モード表示部分を右クリックして、「プロパティ」を選択します。


Microsoft IMEの設定ウインドウが開くので、ここで「IME入力モード切替の通知」にある「詳細設定」をクリックします。


詳細設定画面で「予測入力」タブをクリックすると、以下の画面になります。ここで「クラウド候補」にチェックを入れてOKボタンをクリックすると、クラウド候補による変換機能が有効になります。

2-8.クラウドストレージを有効化しておく

現在のパソコン利用において、クラウドストレージを利用することはほぼ当たり前になりつつあります。クラウドストレージとはオンライン上に設けられたデータバックアップ用のサーバーと同期することで、パソコンに保存したファイルが自動的にバックアップされるサービスのことです。

Google DriveやDropboxなどが有名ですが、これらのサービスを既に利用している方は新しいパソコンにも必要に応じて導入してファイルが同期できる状態に設定しておきましょう。

これらのサービスを利用していない方であっても、WindowsにはOneDriveというサービスが付帯しています。初期設定で作成したMicrosoftアカウントがあれば利用可能です。

Windows 10をインストールしたら自動的にOneDriveがインストールされているのでMicrosoftアカウントでサインインして、OneDriveフォルダにバックアップしたいファイルを保存するだけで利用することが可能になります。

もしOneDriveアプリがインストールされていない場合は、以下からダウンロードしてください。

⇒ OneDrive をはじめる(マイクロソフト)

こちらのサイトではOneDriveを初めて使うユーザーのための解説も充実しているので、ぜひご参照ください。

3.メールソフトの設定方法

Windows 10には、導入時から標準のメールソフトがインストールされています。これを利用するのが最も手軽で費用もいらないのでおすすめです。

【設定方法】

1.左下のWindowsアイコンをクリック、アプリ一覧の中から「メール」を探します。「め」のところに分類されているので、五十音順に探すと見つけやすいと思います。


2.初めて起動すると、「アカウントの追加」という表示になるので、「アカウントの追加」をクリックします。


3.アカウントの種類を選択する画面になるので、ここでは新規にメールアカウントを設定するために「その他のアカウント」を選択します。


4.メールアドレスの設定が始まります。メールアドレスを入力、次に差出人にしたい名前、メールアドレスを使用するのに必要なパスワードを入力します。これらの情報はメールアドレスを発行した事業者から提供されています。


※POPアカウントのメールを設定する場合は、この後に「サーバー設定を構成」という画面が表示されることがあります。その場合はメール事業者から提供された設定情報を入力して「次へ」をクリックします。

5.「完了」をクリックすれば新たにアカウントが追加され、メールが利用できるようになります。

4.便利な無料ソフトを導入しよう

ここではパソコンを購入したらインストールしたい便利なフリーソフトをまとめました。いずれも最初からインストールされていないことが多いので、用途や必要に応じて導入しておくといいでしょう。

4-1.動画、音楽再生ソフト

パソコンで動画や音楽を再生する機会は多く、できれば1本のソフトであらゆるコンテンツを再生できることが理想です。かつてはWindows標準搭載の「Windows Media Player」でDVDの再生も可能だったのですが、それができなくなってしまいました。

必要に応じて以下のような有名なソフトを導入しておくと良いでしょう。

4-2.Adobe Acrobat DC

Adobe社が無償で配布しているPDFファイル閲覧ソフトです。PDF は世界的に普及している電子文書フォーマットで、これを使用すれば誰でもPDFファイルの表示・印刷・検索を行うことができます。ただし、PDFファイルの作成や編集はできません。


⇒ ダウンロードページ

4-3.Google Chrome

Google社が開発・提供しているWebブラウザです。ユーザーインターフェイスが非常にシンプルで、軽快にWebサイトを表示していくことができます。なお、国産のパソコンには購入時にインストールされていないことがほとんどです。

拡張機能が充実しており、機能をより強化することができます。また、複数の端末を使う際に設定やブックマーク等を同期できるのもポイント。スマートフォンやタブレットにもインストールして同期しておけば、職場でブックマーク→外出先でチェックすることも可能です。Android端末をお使いの方はGoogleアカウントでデータを同期できるので、特に利用価値が高いと思います。


ダウンロードページ

4-4.Explzh

エクスプローラと同様の感覚で操作できる圧縮解凍ソフトです。多数のファイル形式に対応しており、ドラッグ&ドロップによる操作のほか、エクスプローラの右クリックメニューなどからファイルを手軽に圧縮&解凍できます。圧縮ファイルを解凍することなく中身を閲覧できる機能やファイルを分割する機能、壊れたファイルを修復する機能、複数のファイルを圧縮する機能などが備わっています。

このソフト最大のメリットは、Macで圧縮したファイルも文字化けなしで解凍できるところです。他の圧縮解答ソフトの場合、基本的にMacで圧縮したデータをWindowsで解凍すると日本語ファイル名が文字化けしてしまうのですが、この圧縮ソフトを使えばその問題をクリアできます。MacユーザーとWindowsユーザー間でデータをやり取りする際に非常に重宝するソフトと言えます。


ダウンロードページ

4-5.クラウドストレージ

すでにWindowsに標準搭載されていてMicrosoftアカウントで利用できるOneDriveについて言及しましたが、クラウドストレージを本格的に使用するのであればシェアの高いGoogle DriveやDropboxを利用するのも有効です。いずれも多機能なクラウドストレージで、まずは無料版から利用してみて使い勝手が良いと思うものを利用してみるのも良いでしょう。

4-6.LINE

多くの方がスマートフォンでメッセージアプリのLINEを利用していることと思います。このLINEにはパソコン版もあるので、パソコンにもインストールしておくと便利です。なお、パソコン版のLINEにはアプリ版とGoogle Chromeのアドオン版があります。

アプリ版は単体のアプリとして利用可能で、Google ChromeのアドオンはChromeブラウザを起動した上で拡張機能として利用できます。ちなみにこれらは別のアカウントを紐づけることができるため、両方を利用することで2つのLINEアカウントを同時に使用することもできます。


アプリ版ダウンロードページ

Chromeのアドオンとしてインストールするには、Chromeの上部メニュー「アプリ」をクリック→「ウェブストア」をクリックして、以下のアプリ検索画面で「LINE」を検索します。

検索結果に表示されたLINEをクリックすると、インストールされます。

なお、パソコン版のLINEを利用するのにあたってさらに詳しい情報を以下の記事で解説していますので、こちらも併せてお読みください。

LINEパソコン版(Windows,macOS)導入方法と活用術3選

4-7.パスワード管理アプリ

パソコンから利用するネットサービスの多くでは、IDやパスワードが求められます。同じパスワードを使い回すのは危険である一方で、たくさんのパスワードを覚えるのは至難の業です。そこでパスワード管理アプリがとても便利なので、これも初期設定の一環で導入しておくことをおすすめします。

主要なパスワード管理アプリとしては、以下のようなものがあります。なお、ノートンパスワードマネージャーも無料で利用可能です。

5.まとめ

 面倒で難しそうだと敬遠されがちなパソコンの初期設定ですが、実際にやってみると意外と簡単であることがお分かりいただけたと思います。ここで紹介したすべての設定を必ずしもやる必要はありませんが、セキュリティ対策だけは新しいパソコンに電源を入れたら真っ先にやらなければならないということを覚えておいてください。

インターネット上には、マルウェアやフィッシング詐欺、ワンクリック詐欺、迷惑メールといったさまざまな脅威が溢れています。当然、セキュリティ対策を行っていないパソコンでは、安心・安全にインターネットを利用することはできません。新しいパソコンを守るためにも、初期設定の段階で必ずセキュリティ対策を施しましょう。

※記事内容の利用実施は、ご自身の責任のもとご判断いただくようお願い致します。

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